“トイガンカスタムブログ”~TAMsun’s Armory~

トイガンカスタム・修理記録、時々雑記を書いていく道東の更に端っこのガンスミスのブログ

東京マルイ スタンダード電動ガンG3SG1 修理依頼

どうも、タムさんです。今回は久しぶりの18歳以上用の電動ガンの修理依頼になります(^^♪

早速今回のブツを紹介いたしましょー(^^)/

今回の依頼品は、東京マルイ18歳以上用電動ガンH&K G3SG1でございます!

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故障個所の話を聞くにどうやら「ゲーム中に動かなくなってしまった。」とのことです。

依頼を受けて物を家に持ち帰ってまずは作動テストから…

………

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うん。モーターは回ろうとはしているけど、何かが引っかかってギアがピクリとも動かない状態のご様子。参考までに、ここがエアガントラブルの第一のチェックするポイントとなります。

電動ガンが何故か動かないっ!という方はまずモーターがグリップの中でカクつくか確認してみてください。※あまりスイッチを通電し続けるとヒューズが焼き切れてしまうのでトリガーの引きっぱなしはやめましょう☠

特にFETなんかの電子回路を搭載しているモデルだと回路にダメージが入ってしまう可能性もありますので…(大体のFET搭載モデルはヒューズも一緒に搭載されているとは思いますが。)

他にはグリップからモーターを取り出してモーター単体で運転してみるのが確実で安全な方法ですね(笑)上で書いた方法は私がただ単純に横着者なだけですので、失敗しても責任は取れませんのでね(;'∀')

モーターが回る様であれば通電もしっかりしていて、モーターの故障でも無いということ。逆にモーターがウンともスンともいわない様ならばスイッチの焼けや単純にヒューズが切れている、断線やモーター自体の故障等のトラブルという事になります。

今回はモーターがしっかり通電しているので恐らくギアのクラッシュが原因かと思います。

前置きはこのくらいにして…

      さぁ、分解DA☆

まずは全体像から

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全長が長めでハンドガードも太くアサルトライフルとしては少々使いにくいかもですが、バイポッドが標準装備なので、スナイパーとして使うのであれば良い銃だと思います。

分解するには、マグキャッチの上にあるフレームピンを外します。

※このピンはねじ止めになっているので最初にネジを緩めなければ、ハンマーなどで打ち抜くことが出来ません。

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このピンを抜くだけでアッパーとロアに分解することが出来ます(^_-)-☆

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M4系と同じくらい整備性は良いですね👍

後はロアからメカボックスを取り出します。

この二つのピンの抜き取ったら…

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ストック部分が丸ごと取り外せます。配線のコネクターが中に通っているので、外す際に外しておきます。

こんな感じで取れます。

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後はメカボックスを固定するためのネジを外して

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グリップとモーターを外し、セレクターも分解して外します。

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エレクターの部品は細かいので、無くさないように気を付けましょう(;´Д`)

この機種はセレクターが貫通式になっているので、分解しなければメカボックスを取り外せません。組み込む際にはインジケーター側の印とセレクターの位置が合う様に組み込みます。

これでメカボックスが本体から抜き出せるようになります。

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メカボックスのネジを全て外し、中を開いて破損個所の確認を…

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タペットプレートやピストンのギアなどは異常なし…

唯一スパーギアの歯が何か所か欠けているので、手持ちに合ったマルイのスパーギアに交換します☆

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後は全て組み上げて完成です!

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作動確認を行った際にギアノイズが少々気になります…。シムはメカボを開けた際に位置を確認しておいたのでシム調整はメーカーのままのはずなんですがね…(;・∀・)

恐らく慣らしが済んでいないのだろうと思い、モーターの位置を一番ノイズのしない位置にセットして何度が作動させていると明らかにノイズが小さくなっているのを確認したので、このまま使っていけば慣らしも済んで使えると思うので、良しとします(;'∀')オイ

本当はメカボを組み立てる際にギアのみで組み立てて慣らし運転をすればいいのですが、そこはこの私、タムさんクオリティなので☆これで良いのですよ、これで。

実はG3系は初めて弄ったのですが、基本Ver2メカボックスなのでM4とほぼ同じ感覚で弄れるので修理は楽でした。私が個人的に一番分解したくないのは、やっぱりM14のメカボックスですかね?

アレは本体のネジの多さもさることながらメカボックスもスイッチやスプリングなどの細かいパーツがボックスの外側にネジで止まっているのでパーツが多いこと多いこと…

その点中華製のM14のコピーは一部パーツが省略されていたりするのでまだマシだったりします(笑)それでもめんどくさいことには変わりは無いのですがね☠

とまぁ今回はこれで終~了~☆

この修理をしている時にまた修理の連絡が入り、今度の依頼品は以前修理したSL-8が急に撃てなくなったという事で、次回の記事はSL-8の修理記事になるかと思います!

それでは、閲覧ありがとうございましたー(^^)/